4月 132013
 

僕は昔から、なぜ天皇は日本で一番偉いのに、「天皇陛下」と『下』を付けるのか、すごく不思議に思っていた。「今上天皇」という言い方はまだわかるが、一番偉い人に『下』と付けるのは、すごく不自然である。
パラグアイにいた時、ある知人が天皇に会ったことがあると言ってて、「閣下」と呼ぶ、と言っていた。その人物はスペイン国王の城に入って王様と会ったことがあるとも言ってて、多分只者ではなかったのだろうが、つまり政府の人や要人は、天皇を「閣下」と呼ぶらしい。
で、僕なりにこの理由を考えてみたが、つまりこれは、宮殿の構造を考えればよい。
宮殿は、一番高いところにバルコニーがあり、そこに天皇が立つ。そしてその下に横に長いベランダのようなものがあり、閣僚たちが立つ。古代中国では、そういうベランダみたいなところを「閣」と言ったはずだから、そこの人たちは閣僚だ。そしてその下には宮殿の入り口があり、その宮殿は少し高いところに建っていて、その下には地面への階段がある。そしてその階段の下に、僕たち民衆が大勢いる。「陛」とは「階段」のことだ。だからその階段の下にいる民衆が「陛下」であるということになる。
つまり、正確に言うならば、本来は『天皇、陛下万歳申し上げます!』なのだ。