12月 272015
 

俺は文章を書くのは得意だ。何故得意かというのは、自分ではわからない。ただ文章を書くことは好きだし、俺の文章を読んだ人から「文才がある」と言われたこともある。思い返せば小中学生の時、作文や読書感想文で何回も表彰されて、市や県の文集に作品が載ったこともある。世の中には文章を書くことが駄目なタイプの人がいて、そういう人は作文すら書けない。けれど俺はスラスラ書くことができる。こういうのは文才つまり文章の才能に左右されるので、出来る人は出来るし出来ない人は出来ない。
最近夢想するのが、作家になれたらなあということ。文章を書いて金が貰えるなんて、夢のような職業ではないか。俺だって生まれてきたからには「生きた証」をこの世に残したいと思う。もし作家になれたら、自分の書いた本がずっと本屋に並ぶことになる。生きた証、生まれてきた証として、自分の作品が本屋に並んでくれたら、これほど誇らしいことはない。しかも印税というのは結構な額になるようで、今現在は不甲斐ない無職ニートの俺だが、一気に富裕層の仲間入りだ。そんなことを考えていたら、最近無性に「作家になりたい」との思いが強くなってきた。
俺は確かに文章を書くのは得意だ。けれどストーリーテラーとしての才能があるかと問われれば、正直「う~ん・・・」と言葉に窮さざるを得ない。毎晩布団に入る度に、自分が小説を書くならどういう内容がいいかと頭を捻るも、なかなか独創的なアイデアは浮かんでこない。純文学か一般小説か、SFか恋愛物か、考えれば考えるほどこんがらがってくる。昔「サルでも描けるまんが教室」という漫画があったが、あれも新連載を始めるのに際してどういう内容がいいかと悩む描写が出てきたが、確かにあの通りで、上手いアイデアというのは一朝一夕には浮かんでこないものだ。
まあいい。つらつら述べてきたが、俺は試しに小説を書いてみる。電撃小説大賞、あれに応募してみる。締め切りは来年の4月だから、年が明けるまでにアイデアを煮詰めて、処女作を書いてみよう。小説にこだわる一番の理由は、やはり「生きた証を残したい」からだが、曲がりなりにも旧帝大文学部を出ている俺の意地でもある。あの中で一番優れているのは俺だという証にもなるからな。よし、やってみよう。

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