さすが手塚先生

手塚治虫は漫画の神様と言われるけど、スゲーと思うのは「悪い奴を謀って永遠に恥を晒す」ような仕掛けを残したこと。

例えば「鉄腕アトム」。これは小さな少年(=リトル・ボーイ)がアトム(=原子)で、妹がウラン。それがロケットで空を飛んで「心優し、科学の子。十万馬力だ、鉄腕アトム」。
B-29が広島にウラン型原子爆弾リトル・ボーイを投下したわけで・・・。

それに「ジャングル大帝」。これはジャングルで育ったライオンの子レオが、百獣の王になるという話(未見だが)。そしてレオはもちろん西武ライオンズのシンボルマーク。
でも「ライオン=百獣の王」で「虎=密林の王者」と言われる。密林とジャングルは同じ意味。ならジャングルの大帝(王者)とは、実は虎のことでは?

ちなみに昔のスポーツ新聞に、吉永小百合は西武ライオンズの熱心なサポーターと書かれてた。また彼女は頻繁に「原爆の恐怖について~」と強調している。

手塚先生は正しい人だから、仮に悪い為政者側から「我々のシンボルになる作品を描け」と命じられても、表面上従ったふりをしつつ「ふふふ、奴らが永遠に恥を晒すように、逆のシンボリズムで描いてやれ」とあんな作品を描き、それに気づかず悪い奴らはずっと騙されたままそのキャラを使っている・・・。

今頃手塚先生は「ふふふ、ジャングルにライオンはいないぞ。虎はいるけどな」とほくそ笑んでいるだろう。

これはアタリだと思う(笑)。

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