神武と白山比咩について補足

日猶同祖論を自治体がアピールしている例は普通にあって、この村もその一つ。
http://www.vill.shingo.aomori.jp/sight/sight_main/kankou/sight-christ/

ここに「父親をアヤまたはダダ、母親をアパまたはガガという」とある。「父=男=アヤ」「母=女=ガガ」となっている。
あやとりというのは糸を取って遊ぶ遊びなので「アヤ=糸」、また操り人形は「糸で吊った人形」だから「アヤ吊り=糸吊り」なのでやはり「アヤ=糸」である。おそらく糸の古語をアヤと言ったのだろう。そして糸は発音がイトなので伊都国の伊都と同じ。つまり「父=男=アヤ=糸=伊都」とは神武天皇である。
また蛇の古語をカカ/ガガ/カガといい、G↔K転訛法則により「GAGA=KHAKHA=HAHA」である。だから「母=女=ガガ/カカ/ハハ」であり「女は蛇」である。カガは加賀地方に白山があり白山比咩神社があるから、これは女神なのでその性格を考えても「蛇の女」である。
上記URLに「ヘブライ語で父親をアヤ母親をガガという」とあるから、日本で「神武天皇=アヤ=父」「白山比咩=ガガ=母」に対応し、つまり両者は夫婦ということになる。福岡県北部に細石神社(さざれいしじんじゃ)があり「君が代」の原型があることを考えると神武の妻は磐長姫と思われるが、もう一人白山比咩の存在も挙がるわけだ。
(※崇神神武説についてはこの際不問)

本地垂迹説の白山権現は多面の観音菩薩でまた千手観音なので「何でも見通していていろいろな操作・作為(コントロール)を行う」みたいな思想らしい。それが以前述べたように「白山比咩=菊理媛=コウクリヒメ」だから、山の上から下界を監視して操っているAll Seeing Eyeは神武天皇が統べていることになる。だから高麗神社のある埼玉県日高市は「日高見の国」に由来する。
もちろん仏教用語の「上座部」とは「(山の)上の方に座っている奴ら」の意。

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