肯定と否定

日本の神話体系は太陽神が女神であるのが特徴で、極めてユニーク。女性太陽神を主神とする神話体系は他地域と反対なので、いろいろな面で世界の他の国と逆の価値観になってることがある。

特に言語つまり人間文化の一番の基本の、その中でも一番基本である「肯定と否定」の発声が逆になってるのが不思議だ。例えば英語で「肯定=YES=イェス」で、発音上は「イェー」でも「ヤー」でも通じる。けれど日本語でこの発音だと「いいえ」とか「嫌ー」という否定になる。また「否定=NO=ノー」だが、日本語では「能」は「よく」とか「あたう」という肯定的な語である。このように言語において一番の基本の「肯定と否定」の発声が、概念/コンセプトの上でそもそも英語と日本語は逆であるのがとても不思議だ。
また同じ印欧語のスペイン語で「肯定=Sí=シー」だが、日本語なら「死」と同じ発音で当然否定的な語だから、やはりスペイン語とも価値観が逆である。

発声学とか言語学の知識はないけど、原初の発声の起源から根本的に概念が逆だったのか?と昔から不思議に思っている。

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